転職の理由のひとつに、「仕事の不向き」が挙げられる。これはその仕事内容が自分に向いていないと感じたりミスが目立つことで悩んだりして、もっとほかに自分に向いている仕事があるのではないかと考えて辞めるケースである。

仕事の不向きを感じた場合に、短絡的にすぐに退職を考えるのは勿体ないだろう。なぜならば、長年続けていくうちにだんだんと仕事にも慣れてきて、いつしかベテランになれる可能性もあるからである。特に就職して1年も経たないうちに「この仕事は向いていない」というふうに決めてしまわないようにしたいものだ。コツコツと続けることで身に付いていくこともあるのだと、頭に入れておこう。「向いていない」と感じる中でも、楽しさややりがいを感じる部分を前向きに見つけていくことも大切だ。

また「向いていない」と感じたときには、信頼のおける上司などに相談することもひとつの改善策である。そういった悩みを打ち明けることで、仕事を効率良く行えるコツなどをアドバイスしてもらえる場合もあるだろう。また状況によっては、もっと働きやすい部署へと配置転換してみる話が出てくるかもしれない。部署が変わって今までと違う仕事内容になれば、向いていないと感じることが減るかもしれない。職場によっては、研修を受けさせてくれる所もあるはずだ。分からない点ややりにくいことなどは、きちんと上司に伝えることで、このように良い方向へと改善される可能性も出てくるのだ。